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逆説のニッポン歴史観―日本をダメにした「戦後民主主義」の正体

逆説のニッポン歴史観―日本をダメにした「戦後民主主義」の正体

  • 作者: 井沢 元彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 単行本

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ということで、あまり多読派ではない私ですが、お気に入りの本などの紹介もぼちぼちしたいと思います。
栄えある(?)第一号は井沢元彦氏の↑の本。

ド左連合の広報部である朝日新聞、教育担当部である日教組、連合のメンバーである、通称進歩的文化人などを面白く分かり易く、氏独自の逆説節で批評しています。朝日新聞については、過去の紙面を引用しながら解説されており、分かり易くなっています。2004年には文庫本↓も出ているようです。

逆説のニッポン歴史観

逆説のニッポン歴史観

  • 作者: 井沢 元彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫


金言だなと思う箇所が多数あるのですが、
人権擁護法案に関して、同化のところのくだりが面白いです。

要点を言えば、日韓併合時に創氏改名や日本語が強制されたと言われていることについて、それを差別の源泉という人がいますが、差別をする側の感覚で言えば、それはおかしいと記述しています。

もし併合時代に日本人が彼らを差別したかったのであれば、似たような顔を持つ彼らに、日本語教育を施した上に日本名まで持たせることはないだろうと。そうなると、明確な区別ができなくて、差別できないだろうと。
差別をしたければ、むしろ彼らにそういうものを一切認めないはずだと。

そして、こうも記述しています。
当時の日本人は同化政策を良かれと思って取っていたのだろうが、彼らにとってそれは悪しきことだったのかもしれないと。

一方、同和の問題はある地域に住むことを限定したことで、差別側と被差別側を明確に区別したとあります。

これを読むと昨今、差別だと主張している人達の論旨は逆に自らを差別してくれと言わんばかりの内容であると気付かされます。

なにしろ、良いも悪いも合理的な理由を欠いたまま特別扱いすることこそ、差別だからです。
在日のまま、優遇措置や参政権などの権利を要求したり、被差別部落出身というだけで、何らかの手当てや優遇措置を求めるのも特別扱いです。

マイナスの特別を相殺するためにそれ以上のプラスの特別を要求している時点で、自らを区別せよと言っていることになります。
しかし、それを客観的に見れば明らかに合理性を持たないため、それは差別せよと自ら言っていることになります。

こういう主張に迎合していく限りにおいては、「差別」はなくなるどころか益々増えることになりそうです。
区別なのか差別なのか、厳然としたガイドラインとして人権関連の法案が出来るならばいいのですが・・・・。


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