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何故、反対するのか [2005年3月]

何故、反対するのか

人権擁護法案について、寡黙なマスコミとは対照的にネット(ブログ)では熱気を帯びた議論が続いています。

私はこの法案に反対の立場をとっており、それは今も同じです。ただ、ここに来て、反対派の中に温度差が現れているように感じます。このことは、朝日の蠢動というエントリでも触れましたが、ここでは私は何故反対なのかを考えてみました。

まず人の耳目をよく集めるもの、人の心を大きく揺さぶるもの、
それは怜悧で理路整然とした理ではなく、直情的で情緒的なものではないでしょうか。

マスコミがダンマリを決め込む中で、多くの人の注意を喚起するには直情的かつ扇動的であっても訴求力の高い物がまずは必要ではないかと考えます。

この法案に反対している人が反対に至るまでの気持ちや主張の動線は決して一様ではなく、そこに何からかの意図が含まれていることは有り得ることだと思います、この法案を推進する人間がそうであるように。
ただ、それぞれの立ち位置から考えれば、自ずとそういう傾向が出てくるものだと思いますし、それは受取る側がその点に留意して理解すれば事足りるのではないかと思います。

私はもともと、朝日新聞などの報道に疑問を感じてこのブログを始めましたが、時が経つに連れて、その問題の深さに眩暈がするほど、後ろ暗い関係があることが朧ながらも分かってきました。
そういう折も折、かかる法案がゾンビのごとく復活したのですから、現実的な危惧・懸念として反対という感情が自発的に湧いたというところでしょうか。

扇動的な手法について、日頃、批判している左派と同じ手段ではないか、それでは同じ穴の狢ではないかという意見があります。
私の一連のエントリを見ていただければ分かるように、左派をド左などと揶揄して批判しています。
しかし、批判しているのは彼らの偏向したイデオロギーに基づく主張であって、その主張を伝播させる手法、戦術には習うところが多々あると思っています。

ですから朝日新聞のように、特定の主張に偏向してキャンペーンを張る方法もありだと思います。その方法を時には踏襲しながら、主張することが大切ではないかと考えています。

もちろん、いつまでも直情的な文章ではいけません。多くの人間に対して掴みとしての訴求力及び結束の強化など精神的な部分においては必要でしょうが、多くの賛同が得られたならば、直情的な側面よりもむしろ、怜悧な理論が必要になるでしょう。そうすることで、論点がブラッシュアップされ主張が確固たるものなると考えます。
なお、理論武装すべしという点については、

jodさんが詳しく丁寧にまとめられておりますので、是非ご参照下さい。

私がこの法案を最初に記事にしたのは、世論の代弁者?でこのときはメディア規制を牽制するために国民の代弁者だとか善意の第三者を気取るような論調を展開するマスコミを批判しておりました。

暫くすると、朝日新聞の論調に変化が見え始めました。自分達の権利(メディア規制)を削除し当該委員会を法務省の外局に置くならば成立を急げ、国連からもずっと言われているという具合に。
また、シンスゴ氏の東京新聞のインタビュー記事を見て日頃、反日・反国権を標榜している彼女のものいいに何となく違和感を感じ、この法案の胡散臭いものではないかと疑念が湧きました。
きな臭い人権擁護

国連からの通達に関してはブログ鷹森鷹森さんが注目されて秀逸な記事をエントリされております。
また国連という組織については、なめ猫さんがその問題点について言及されておりますので、ご覧になってください。

政界の動きと言えば、野中広務氏の肝いりで成立を目論んだものの廃案になったこの法案が、股肱の臣とも言える古賀誠氏によって継承されていると思われることやその古賀氏の流れは現政権下では所謂抵抗勢力であり、小泉首相の悲願である郵政民営化とバーター取引をしたのではないかと思われること、更に将来の総理候補として、古賀氏は野田聖子議員の擁立を目論み、安部晋三氏を牽制していることなども懸念材料だと考えています。

外国人参政権に関して積極的に推進している公明党は、今回の人権擁護法案審議の過程でも国籍条項の追記に抵抗し、難色を示して、国交のある国などという詭弁を弄しているいるところに特定の意図があるように思われます。
もとより、自公連立は、野中氏がお膳立てしたものであることを考えればある共通する思惑が織り込まれていると考えるのが自然なのかもしれません。

さらに、総選挙が当分ない時機を狙ったというのも看過できないことかもしれません。

野中氏と言えば、解同との繋がりが容易に想起されますが、その代表は今国会での成立に強い意欲持って望んでいることも併せて考えれば、彼らが政界を突き動かしたと見てもいいのかと思います。
解同試案では、もともと人権擁護法と人権救済法という二枚腰の戦略を掲げていたことも留意する必要があると思います。
後者の作成には、

女性団体、障害者団体、在日外国人団体、弁護士、学者ら広範な人々

などが関わっていることを考慮すれば、単に解同のみが突出しているのではないことが容易に窺い知れます。

そういう集団の一つである、国旗・国歌問題、教科書問題、ジェンダーフリー運動などで不穏な動きをする日教組系の教員の動向もまた、この法案成立への不安を増幅させるのに十分なものです。

国旗・国歌関連では、大阪弁護士会が学校長に勧告を行ったというニュースがありました。(それについては覚悟の起立ぅ?今そこにある危機というエントリで書きました)
この法律が成立すれば、上記のような教員が大挙して救済を願い出ることも容易に考えられますし、弁護士もこの法案成立によって恩恵を享受する集団なのかなと考えられます。
これについては、山谷えり子議員が自民党の法務部会での↓の発言が参考になります。

-----引用開始-----
山谷えり子議員(反対派・参・比例)
区別は差別だと言って、林間学校で男女が一緒に寝たり、トイレの表示の色を同じにして混乱がおきたり、小学生にセックスのやり方を教えるなど、とにかく非常識である。それを東京都がチェックして116人の教師が処分されたら、このことで教育の機会が奪われたと言って、
8000件の人権救済申し立があった。
-----引用終了-----

さらに、周辺諸国を目を転じれば、
1/12の朝日新聞を端緒とした北朝鮮による(経済制裁回避のため?の)様々な工作活動(4年前のNHK報道問題が今噴出したのも連動している可能性大)や核保有宣言。
支持率低下のてこ入れのために左傾化を進めている韓国では、歴史問題を武器に教科書採択の年であり日韓友情年である今年を節目として外圧を強めています。
中国も韓国同様、歴史問題、戦後60年という節目を理由に、畳み掛けるように内政干渉を強めています。

思いつくままにつらつら書くだけでも、この法案をめぐる怪しい動きはあります。これらのことを勘案すれば、この法案をして疑いしむるに十分であると私は考えています。
難しいジグソーパズルのように、ひとつひとつのピースだけでは、それが何なのか分かりませんが、いくつか組み合わせてみると朧ながらも実態が見えてくるが如きです。
これは、冒頭に述べた分類で言えば、直情的で扇動的な文章かもしれませんし、私の単なる妄想かもしれません。
これが単なる妄想で、杞憂であれば、それに越したことはないのですが・・・。

現在、反対を積極的に主張している中には、拡大解釈や誤解を招きかねない表現も確かにあると思います。
また、差別という社会的に重要な命題の解決ということを考えれば、いつまでも反対だけではダメで遠くないうちに何らかの対案も必要になるでしょう。

私はこの法案をめぐって差別に纏わるいろいろなことが、忌避されずに議論されるようになったことは有意義なことだと思います。
この法案が廃案になることはまず必要ですが、重要なのはその後なのかなと考えています。


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コメント 4

jod

FD3Sさん、ども。
TB・コメントありがとうございました。
拙記事まで取り上げていただき恐縮です。
っつーか、恥ずかしいんで名前小さくして欲しかったり。w

>これが単なる妄想で、杞憂であれば、それに越したことはないのですが・・・。
そーなんですよね。
実際には法案成立してみないと判らないコトなんですが、「たぶん問題ないだろう」ではねぇ...
反対してる方々が危惧してるようなコトが起きてからでは遅いですし。
かと言って闇雲に反対してるだけでは推進派に付け入る隙を与える気もするんですよね。

あほなおでには難しすぎです、、、(;´Д`)
熱下がんない訳だ。w
by jod (2005-03-23 09:19) 

FD3S

jodさん、いらしゃいませ。
コメント、TBどうもです。勝手にリンクしてすみません。
>恥ずかしいんで名前小さくして欲しかったり。w
了解しますた。普通サイズに直しておきます。
この問題、法解釈サイドの議論では確かに問題ないという考えも分かるんですが、法律の背後にいる連中を考えるとどうしても心配になります。
それをして偏見と言われれば、そうかもしれませんが。
体調早く良くなることを祈っております。
時には、jodさんのろけんろーの話でも聞きたいです。
それでは。
by FD3S (2005-03-23 11:16) 

gakkun@プチセレブ♀

コメントありがとうございます。
なるほど、あのIT法の売国弁護士は、この利権団体に名を連ねるわけですね。
前もって都合の良い女性団体や障害者団体などに手を回し、それらの団体もここに名を連ねて利権を欲しいままにする事が出来る為に、大勢の著名人や主要団体がこの法案を推進してるわけですね~。
こんな法案が通ったら、もう法律もへったくれも無くなるから、本当は弁護士なんて名ばかりになるんですけどね~。
人権委員に何でも頼めば法律なんて要らないんですから。
弁護士過剰時代ですが、これでまた弁護士の仕事が減りますね・・・。
委員に頼むにはいくらかかるんだろう?とか思ってしまいますよね。
そういう不安を国民に与えるような法案を通そうとするなんて、金に狂ってるとしか思えません。
もう近い将来そうなると見越して、著名人もそっち側についてるんでしょうか。
山谷えりこ議員の話は、実際にあった事ですか?どういう事でしょうか?
こんな事書いてると、法案が通った後の身がものすごく心配です(><)
今のところ、反対派議員なども居るから安心して書いてるんですが。
いろいろと興味深い事を書かれてるので、ゆっくり読ませていただきます。
http://d.hatena.ne.jp/gakkun0120/
by gakkun@プチセレブ♀ (2005-03-25 05:16) 

FD3S

gakkunさん、いらっしゃいませ。
押し付けがましく、コメントつけてすみません。
コメント頂きまして、ありがとうございます。
拝金主義といいますか、そういうのが最近特に酷いように思います。
ちょっとした金欲しさに罪を犯す少年達の報道を見ていると、世間がそういう風になっているのかなと思って、暗澹たる気持ちになります。
さて、山谷えり子さんの発言ですが、3/10の自民党法務部会の議事録(と言われている)ものから転載したものです。
この議事録については、真偽の議論があるようですが、その後の報道から勘案すると信じるにたるかなと思っています。とりあえず↓を参考にさせていただきます。コメント欄にあります。
http://yamikumo.seesaa.net/article/2364941.html

>いろいろと興味深い事を書かれてるので、ゆっくり読ませていただきます。
光栄です。主観バリバリですけど。今後とも宜しくお願いします。
by FD3S (2005-03-25 18:07) 

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