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病気? [2005年5月]

病気?

ネタを捜して彷徨って、週刊金曜日に辿りつきました。週末はやっぱりこれでしょう(笑)。

電磁波よりも怖いもの、それはサヨクの電波浴なんですが、適量であれば、明日への活力(?)になるかもなので、ネタにしてみたいと思います。今日は「落合恵子女史」に登場していただきましょう。

それでは、引用させて頂きます。

元気?(落合恵子)


「疲れていない?」

親しい人と会ったり電話で話したりするたびに、そう訊きたくなる。だってみんな、踏ん張っているんだもの。「頑張る」とか「踏ん張る」とかいう状態、それもはたからそう見えてしまうことを避けたいと思う人たちだから余計、疲れてないか、と不安になる。

目隠しして、耳に栓をして、口は掌で覆って暮らしていけば、先行き袋小路とわかってはいても、なんとか今日を迎え、やり過ごすことはできる。束の間の気分転換の道具はたくさんあるし、そうと思えば楽しみを作り出すこともできる。

「気づかぬふり」ができれば、ま、大変だけれど、なんとかやってまーす、気分で暮らしていけないことはない。けれど、見ざる・聞かざる・言わざるは、自分との約束において拒否をすると決めたものには、目をあげれば聳え立つ厚い壁、口をあければ向かい風、耳を澄ませば軍靴の音と、猛々しいもの言いが直撃といった按配で、心安らかに暮らすことなど到底できない。

だからといって、飯も食わずにふて寝、というわけにはいかない。誰にでも暮らしがあり、そこのところを大事にしないと、思いや志さえも机上のレトリックになってしまう。

「ね、どこに行っても、何をしても、心から笑えないわたしがいるのよ。どうしたのかな。たとえば憲法改悪阻止の集まりを仲間としても、準備をしている段階ではわりと元気なのよ、参加してね、あなたも来てねって。ところがいざ始まって、そして終わると……。なんだか余計疲れきっているわたしがいる。そういう自分がいやで、再び元気をかき集めて、さ、次なる集会に向けて、とやっているうちに、わたしのいちばん柔らかでデリケートな暮らしの核のようなもの、感情生活や、毎日を丁寧に生きることが、どんどん遠ざかって殺伐としていくような気がする。みんな、そうなのかなあ。こうしてみんな、疲れていってしまうのかなあ。疲れきってしまったら、終わりだよ、あっちの思うツボだ、ちょっと気分転換しようと、映画館に入ったら……、やっぱり疲れているのか、映画が終わるまで、眠ってしまったわ」

敬愛するひとの酸っぱいため息を受話器を通して聞いている午前1時

元気ですか? あなたは。


嗚呼、華やかなるも、遠かりし頃の思い出か。

深夜に「酸っぱい溜息」を聞くなど、何とも哀愁漂う感じなのですが・・・
残念ながら私は、この文章にシンパシーを感じることができないでいます。

>だってみんな、踏ん張っているんだもの。

戦後60年も経って、ようやく「まとも」に国のことを離せる時代が来たなぁと感じる私のような人間がいる一方で、頽廃を余儀なくされ「踏ん張る」人達がいる。

驕れるものはマジで久しからずなんだなと逆の意味で感慨深いものがありますね。

>先行き袋小路とわかってはいても、なんとか今日を迎え、やり過ごすことはできる。

その主張や活動の先に未来がないことがわかっていながら、踏ん張っていることに哀愁は感じますが、何故そこまで「苦痛」を感じ「辛酸」を舐めねばならなくなったのか、そこが一番重要なことなんですが、分からないのでしょうね。

自分達こそ正しい、としか思えない人達には。

そんなに苦しいなら、普通の生活をすればいいのに、と素朴な疑問が湧いてきますが、

>誰にでも暮らしがあり、そこのところを大事にしないと、思いや志さえも机上のレトリックになってしまう。

机上のレトリックですか、何となく「頭痛が痛い」みたいな感じですね。

この部分、思いや志を身のあるものにするためには、生活の安定が担保されねばならない、という主旨ですが、

・今までのように思いや志だけでは食っていけない時代になった。

・食うためには、思いや志に拘泥せずに柔軟に対処せよ。

ってことでしょうか?
勿論、これは国旗・国歌に反対している教員に向けた言葉でもあるでしょうし、美々しい看板を掲げて我儘を言いまくる市民団体に向けた言葉でもあるでしょう。でも、実際のところは、こういう机上の空論でしかない「思いや志」でメシを食ってきた自分自身の危機感を吐露しているようにも取れます。

こんな危機感は、日教組の訴求力低下からも窺えます。
参考→
反対のための反対

>見ざる・聞かざる・言わざるは、自分との約束において拒否をすると決めたものには、目をあげれば聳え立つ厚い壁、口をあければ向かい風、耳を澄ませば軍靴の音と、猛々しいもの言いが直撃といった按配で、心安らかに暮らすことなど到底できない。

まぁ、いつもの発作的な思考なのでしょうが、もし「素」でこんなことを本気に思っているとしたら、そりゃ心安らかに暮らすことは到底できないかもしれませんねぇ。

自分との約束において拒否すると決めたものは、受け容れることができませんか?そうですか、それじゃあ議論の余地すらありませんね。
およそ言論人として、「自分の約束(思想)」を基準において相容れないものを拒絶するという姿勢は認められるものではありませんね。サヨクの基本には忠実ですが・・・。

>聳え立つ厚い壁?

それは、霊視能力など特殊能力を持っていなくても誰にも見える景色でしょうか?

>口をあければ向かい風

世の中には色々な考えがあって当然ですし、彼女の主張ですらこの日本では自由に発信することができます。そういう中でフォローの風ばかりと思う方がおめでたいってもんです。何故アゲンストなのかを考えるいい機会と前向きに捉えて欲しいものです。

>耳を澄ませば軍靴の音と、猛々しいもの言いが直撃

私は聴力には自信があるのですが、どんなに耳を欹てても「軍靴」の足音は聞くことはできません。これも特殊能力がないと聞こえない類のものでしょうか。
「猛々しい物言い」が直撃する原因については、考えようとはしないのでしょうか。しないのでしょうね。
フォローの風の中でしか話したことがなくて、風向きがアゲンストになった途端に、その中身を吟味することなく「猛々しい」などとしか考えられない自分の未熟さにも思いをめぐらす思慮深さがあればよいのにねぇ。

>わたしのいちばん柔らかでデリケートな暮らしの核のようなもの、感情生活や、毎日を丁寧に生きることが、どんどん遠ざかって殺伐としていくような気がする。

深夜に電話をかけて「酸っぱい溜息」をつくお友達もかなりアレですね。平仮名が多いのはデフォルトでしょうが、

「いちばん柔らかでデリケートな暮らしの核のようなもの」である「感情生活」や「毎日を丁寧に生きること」を酸っぱく語られて、彼女は理解できたのでしょうか?
もし私のところにこんな「酸っぱい」電話が深夜にかかってきたとしても、その意味を忖度することはできなだろうなと思います。だって何が言いたいかわからないですもんね。その前に「酸っぱい溜息」の時点で切るでしょうけど。

まぁ、「憲法改悪はんた~い」ってちょっと冷静に考えれば、オカシイ?って気付くでしょうし、いくら気合いれたところで人口に膾炙するはずもないですから、殺伐とした感じになるのだろうと思います。
そんな活動の無意味さに気付いているからこそ、「いちばん柔らかくてデリケートな暮らしの核のようなもの」を失いつつあるのでしょう。
そこまで、気付いて覚醒しようとしているのに、なお頑迷に

>疲れきってしまったら、終わりだよ、あっちの思うツボ

と思ってしまうというのは、サヨクの病理は根深いな、恐ろしいなと思ってしまいますね。

「あっち」って言われてもねぇ。西経180度の地点に立って、東を指すようなものですからね、殆ど全部ではないでしょうか。

>元気ですか? あなたは。

「あなた」のことを気にかける前に自分の足下を気にした方が言いように思うのは私だけでしょうか?

ま、この市民団体の機関紙を読まない多くの人は、このコラムの主旨からすれば元気だろうと思いますよ。読んでる人は「酸っぱい溜息」を連発してるかもしれないけどね。

やはり、週刊金曜日は堪りませんね。流石「ウソ発見誌」

ところで、4月には、石坂啓さんが香田証生さんの件で許されないことを書いています。斎藤昭彦さんの件もあり、サヨクがいう人命が如何に欺瞞に満ちているかを考えるよすがになりますので、次のエントリで取り上げたいと思います。


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枇杷

似たような悩みを抱えている同志とご相談をされるのが一番かと。>落合氏

石坂啓氏の「イデオロギーのフィルター」がかかったドラえもん解釈をTBさせていただきましたです。ホントにこの人漫画家ですか?って感じですが。
by 枇杷 (2005-05-15 13:02) 

てっちん

>目隠しして、耳に栓をして、口は掌で覆って暮らしていけば・・・
いつの間にか道をそれているのに気づかないあなたがいる(笑)

>耳を澄ませば軍靴の音
日本海の向こうの半島とか大陸から聞こえてきます orz

では、これから韓国へのVISA免除問題と北朝鮮の船舶保険問題についてあっちこっちへ意見しに踏ん張っている俺がいる。
by てっちん (2005-05-16 00:30) 

FD3S

枇杷さん、いらっしゃいませ!
コメントどうもありがとうございます。

石坂女史の珍妙な解釈拝見致しました。
こういう人達は、日頃の言動もそうですが、想像力も変な方に向いていますね。それに説明や例えも下手。

こんなに破綻した論理で主張を続けようとするのだから、苦しくで酸っぱい溜息も出るのは当然かもしれませんね。普通は、おかしい?と思ったところで覚醒するはずなんですがねぇ。

彼らの場合、サヨク的主張は単なる思想・信条を超えて、生活の糧になっていることが多く、そのために見苦しいまでの言動に終始するのでしょうね。
by FD3S (2005-05-16 01:49) 

FD3S

てっちんさん、いらっしゃいませ!
コメントありがとうございます。

>これから韓国へのVISA免除問題と北朝鮮の船舶保険問題についてあっちこっちへ意見しに踏ん張っている俺がいる。

巡回先のブログさんでてっちんさんのお名前を拝見すると、何かうれしくなってしまいます。
そんな中、拙ブログにいつもコメントを寄せていただくことを改めて感謝申し上げる次第です。

VISA免除、北朝鮮船の来航も非常に気になる問題です。名前からして怪しい「北側」大臣ですが、友好が必ずしも悪いわけではないとしても、なし崩し的に既成事実化しようとする彼(公明党)の姿勢は監視を強化しなければならないなと思いました。
by FD3S (2005-05-16 02:01) 

Jargon

>耳を澄ませば軍靴の音

このせりふは耳を澄まさなくても聞こえてきますね。
あと思う壺という言い回しすきですねこういう人たちは。
きもい例えや言い回しやレッテル張りはうんざりす。
TBさせていただきましたm(_ _)m
by Jargon (2005-05-16 12:01) 

FD3S

Jargonさん、はじめまして、ようこそ拙ブログへ!
コメント+T/Bどうもありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。

思考停止という言葉があまり好きではありませんが、残念ながらこういう方々はそう思わざるを得ない言動が多すぎです。

改憲するとどうして軍靴の足音が聞こえるのか、
国旗掲揚や国歌斉唱を学校行事で行えばどうして軍国主義に戻るのか、
具体的で論理的な説明がないから訴求力がないということに何故気付くことができないのか、私にはそれがどうしても理解できません。

まるで違う生命体ではないかと思うほどです。まぁ、ここではそういう意味も込めて宇宙市民なんて呼んでますが(笑)。
by FD3S (2005-05-16 20:54) 

abusan

ネタ提供有り難うございますw (ラグナロクモード)

落合恵子も、ある種の壁を自覚しているのでしょうが
自分たちが正しい、他の人は間違っていると考える限り
永久にこの壁は越えられない事は確実でありましょう。

そもそも他人を犠牲にしてでも自分たちの信念を貫こう
なんて悪人みたいな考えをしているからこうなる。
全く以て自業自得で有り、同情の余地なんぞこれっぽち
も有りませんなあ。「馬鹿は死ななきゃなおらない」と
昔の浪曲師は言ったものですが、そんな「森の石松」
の粋な世界にも程遠いですなあ┐(´ー`)┌
by abusan (2005-05-17 11:10) 

FD3S

abusanさん、いらっしゃいませ!
コメントどうもありがとうございます。

週金がネタの宝庫ですから(笑)。まぁ、或る意味便所の落書き(by筑紫クン)ですけど。

このコラムから分かるのは、旧態依然としたサヨク思想(運動なども)が行き詰まりを見せていることを露呈しているように感じました。
正義や善の基準を常に自分たちに置いて、排他的になっているのですから当然のこと、というよりそれが罷り通っていたこと自体が異常なのですが。

他人の幸・不幸(専ら不幸)を自分達の都合にいいように曲解し、利用してきたのですから、当然の報いなのでしょうが、もし自分がその立場であればさぞや苦しかろうと思います。
何たって、人に文句を言うこと以外のスキルがないのですから。
そりゃ、「酸っぱい」溜息もでるだろうって感じです。

>昔の浪曲師は言ったものですが、そんな「森の石松」
の粋な世界にも程遠いですなあ

何てったって、珍呆的文化人は無粋の極みですからね(笑)。
by FD3S (2005-05-17 16:03) 

リッキー

よくぞ書いてくれた!と思います。
落合恵子って、「人権派」の皮をかぶった「暴君」ですぜ。

彼女のやってる「クレヨンハウス」というフェミ系本屋+自然食レストランは、
労働条件がものすごく過酷で、従業員が居着かない。「仕事量が多すぎる」とか「人を増やして欲しい」などというと、番頭の男(愛人?)が出てきて「落合さんは、お前らの給料を払うために講演や執筆に走り回っているんだ!文句を言うんじゃない!」と恫喝するそうな。ちなみに落合恵子の講演料は90分160万円。すごいね~、暴力バーだって、そんな料金設定はないぜ。

ついでにいえば、落合恵子は「身体に優しい無農薬野菜を食べたくて、とうとう自然食レストランを開いてしまいました」なんて言っているけど、自分自身はヘビースモーカー。だから、いくら有機野菜とか、無農薬とかいっても、彼女の身体の中はたばこの有害物質でいっぱい!というわけ。こういう自己矛盾を何とも思わないところが、いかにもこの人らしいね。
by リッキー (2005-06-13 19:01) 

FD3S

リッキーさん、はじめまして!ようこそ拙ブログへ!
コメントどうもありがとうございました。

>よくぞ書いてくれた!と思います。
どうもありがとうございます。もうこれは書かずにおれなかったという感じでした。

>落合恵子って、「人権派」の皮をかぶった「暴君」ですぜ。
何せ週刊金曜日の編集者の一人ですからね、只者ではないと思っていましたが・・・・。

>彼女のやってる「クレヨンハウス」というフェミ系本屋+自然食レストラン
これはこれは、有益な情報をお寄せ下さいまして感謝です。次に彼女が週金にコラムを載せたら、その中に引用させて頂きます。
しかし、シンスゴ女史(確か50万/hr)といい、落合女史といい、サヨクは儲かるもんですねぇ。
電波浴に大枚はたく気にはなれませんね、タダなら怖いもの見たさで行くんですけど・・・。

>ついでにいえば、落合恵子は「身体に優しい無農薬野菜を食べたくて、とうとう自然食レストランを開いてしまいました」なんて言っているけど、自分自身はヘビースモーカー。だから、いくら有機野菜とか、無農薬とかいっても、彼女の身体の中はたばこの有害物質でいっぱい!というわけ。

昔、無農薬が当然だった頃の人は、自分の体の中で寄生虫とうまいこと共生していたのでしょうが、ギョウチュウとか問題になったことと収穫向上のために農薬は発展したのに、先祖帰りするんですね。今の子供達は寄生虫への耐性がないのでかえって無農薬とか有機野菜はよくないと聞いたことがあります。
決して、体には優しくないと思いますが・・・・。

>こういう自己矛盾を何とも思わないところが、いかにもこの人らしいね。
自己矛盾こそ、彼女らの命!ではないでしょうか(笑)。だからこそネタになるわけでして・・・。
by FD3S (2005-06-14 00:46) 

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