SSブログ

冬の寒さと万年野党

冬の寒さと万年野党

暖冬のはずが、予想外の寒さに震える今日この頃ですか、九州生まれの九州育ちの私には、関東の寒さは耐えがたいほどつらいものがあります。

心に穴が開いていたからかもしれませんが(嘆)・・・。

耐え難いと言えば、

二大政党制とか、政権選択などといって憚らない民主党の万年野党ぶりも日本の国民として、その将来を考えれば耐え難いものがあります。前っちの空回りしている意気込みを朝日新聞から。

asahi.com: 耐震偽装・牛肉輸入、代表質問で民主代表追及 - 政治
耐震偽装・牛肉輸入、代表質問で民主代表追及

小泉首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が23日午後、衆院で始まった。この国会を小泉構造改革の総仕上げと位置づける首相に対し、最初に質問に立った民主党の前原代表は、米国産牛肉の輸入や耐震強度偽装問題など国民の「安全」を今国会のテーマに掲げている。前原氏は、こうした問題に対する政府の対応の不備を突くことで、小泉改革の負の側面を浮き彫りにしたい考えだ。

前原氏はまず、耐震強度偽装問題の原因について「無原則に官から民への流れを進めたからだ」と政府を非難。問題へのかかわりが指摘される自民党の伊藤公介元国土庁長官や安倍官房長官の秘書らの参考人招致を求めた。

さらに、米国産牛肉の輸入問題については、「政治的な判断で輸入再開を急いだ結果であり、首相の責任は極めて重大だ」と首相の責任を追及。「厳格な検査体制の確立などが担保されなければ、絶対に輸入再開を認めるべきではない」と訴えた。

また、前原氏はライブドア事件にからみ、自民党が昨年の総選挙で堀江貴文社長を支援したことをとらえ、「首相は、道義的な責任を免れることはできない。国民に謝罪すべきだ」と求めた。(以下略)

 

ホリエモンも逮捕され、益々盛り上がるんでしょうけど、国会って何のために開かれるのかという根源的な問いでもしたくなるほど、御馬鹿な前ちゃんでした。

>民主党の前原代表は、米国産牛肉の輸入や耐震強度偽装問題など国民の「安全」を今国会のテーマに掲げている。

>前原氏は、こうした問題に対する政府の対応の不備を突くことで、小泉改革の負の側面を浮き彫りにしたい考え

国民の安全をテーマに掲げる、か。党内に国民を危険に曝しているような輩を多数抱えている党がなにをかいわんやという気がするのは、私だけでしょうか。

政府の対応に不備がない、なんてはいいません。そういう点は是非詳らかにして欲しいものです。与党のすることは正しいなんて思って盲信することは危険であり、民主主義の根幹を揺るがしかねないので、野党がしっかり自覚してそれを質すというなら、諸手を上げて賛同します。

が、「負の側面」を浮き彫りにしてどうするんでしょうか。浮き彫りにするということは、パッと見「正の側面」しか見えていないということでしょうか?
日頃、是は是、非は非というスタンスでいればいいのですが、非の部分にだけ焦点を当てたり、非でないものを恰も非であるように印象操作したりするのは困りもんです。
また、単なる批判に終始するだけでも、国会議員として国民の負託を受けているものとしては資質を欠いていると言えます。もとより、国民の知る権利だとか国家の監視機関などと日頃喧しい、マスコミも同様ですが。

さて、先の選挙での敗因を民主党では、対案を十分に示せなかったことと分析していたようですが、現政権に問題ありとなれば、それを解決できるような対案はもう準備しているのでしょうね。
もし、それすらなく、アレは悪い、コレも悪い、大雪も脱線も何もかも政権与党の責任だでは、「冬来たれども春は来たらず」となることでしょう。

>耐震強度偽装問題の原因について「無原則に官から民への流れを進めたからだ」と政府を非難。

現政権は小さな政府を提案し、民主党も同調しています。また、地方自治体も裁量権の拡充を訴えております。そんな中でこの事案はどうなのでしょう。

自分で稼ぎもしない半人前が、親に向かって偉そうな口を叩いているようにしか思えません。権利、権利と騒ぐが、何かあれば責任を転嫁する。こんな状況ではいつまでたっても官の支配から脱却できないのではないでしょうか。

私見というか、ネットでは散見される意見ですが、今回の騒動は購入者と販売者の問題であり、もし野党が騒ぐなら、どうして国が個人の資産の補填をするのか、その理由を問うべきでしょう。

人生の買い物とか、数十年にも亘るローンとかなんとか言って、ごねている住民もいらっしゃいますが、そういう大切なものの購入を選択し、自分の収入とにらめっこして組んだローンに対する責任はどうなるのでしょう。

規制緩和は政官や官民などの癒着を問題として広まったものであり、不備があるとしても、それを遵守して適性な住宅を建て、それに見合う対価を支払っている人がいる以上、やはり民民の問題だと私は考えます。

私も地元にマンションを買いました。新しい生活を夢見て、広くはないけどもしっかりした身の丈に合った物件をチョイスしました。別れを契機に東京に身を置こうと決めた私には、無用のものとなりましたが(←まだ、ややセンチメートルです(笑))。
家族や人生を投影する場として家は重要なものです。ですから、今回の災難に見舞われた方に同情をしますし、何とかならないのかという気持ちもあります。

が、自分自身にも応分の責任があることを忘れたような言動を繰り返すのは、やはり宜しくないと思います。

話はそれましたが、規制緩和を叫んでいた野党が、一部の不心得者の所業の責任を何でも国に問うといのは、回りまわって自分達の首をしめることにもなりかねないということを、肝に銘じて欲しいと思います。

>問題へのかかわりが指摘される自民党の伊藤公介元国土庁長官や安倍官房長官の秘書らの参考人招致を求めた。

伊藤公介氏や安倍氏の秘書を参考人として招致して、この問題が解決されるというのであれば、大いにやればいいと思いますが、果たしてそうでしょうか?
国民のために政治家がすべきことは、耐震強度偽造が再発しないように整備することと、現在強度不足の可能性のある建築物を特定すること、その近隣に住まう人達の不安を解消することではないでしょうか?

もし、国の支援を巡って疑惑があるのであれば勿論質すべきですが、そうならばこの招致のあと、民主党はどのようにこの問題を解決しようというのでしょうか。与党の文句を言うだけ言って、支援は与党案を丸呑みでしょうか?

国会は自分達の存在をアピールする場でも、犯人探しをする場でも、答えの用意されてない問答をする場でもありません。もし、民主党が本気で政権なんて考えているならば、国会が何故開かれるのか、その意味をもう一度考えるところから始めた方がいいのではないでしょうか。

>米国産牛肉の輸入問題については、「政治的な判断で輸入再開を急いだ結果であり、首相の責任は極めて重大だ」と首相の責任を追及。

>「厳格な検査体制の確立などが担保されなければ、絶対に輸入再開を認めるべきではない」と訴えた。

政治的な判断なしに輸入の再開はないでしょうが、言葉を補完すれば「安全性の面からではなく、外交的な側面からの政治的判断」ということでしょうか。
食の問題は自給率が低い日本にとっては、国民全ての生命に直結する問題だけに確かに重要な問題であり、今回の米国の対応は批判されて然るべきです。
幸い、政府は速やかにしかも毅然と米国に抗議し、米国も思ったよりも素直にかつ厳粛に受け止めているようなので、安心はしました。
この問題は、平行線を辿る状況にどこかで線引きしなければいけない問題で難しい決断であったと思われます。

専門家委員会が、全頭検査ではなく月齢20ヶ月以上の牛にのみ検査を義務付けたとき、全頭検査でないことに対して彼らは批判したように記憶しています。
が、仮に全頭検査を義務付けても米国の管理に依存している状況であれば同じ結果になったことは容易に想像できます。

米国としても輸入再開を熱望していた、協議の結果日本は譲歩した、ということで安全の責任は米国に委ねられたと言えます。だからこそ、米国は意外なほど素直に非を認めたのでしょう。日本政府がこれからすべきことは協議の結果を形骸化させないような管理体制を米国に強くもとめ、再発防止を促すこと、再発した場合には無期限の輸入禁止など罰則を強化するように求めることではないでしょうか。

前っちの言う担保されるべき「厳格な管理体制」とは、日本での最終検査・管理体制のことでしょうか?そうでなく、米国にそれであれば、何も前っちに言われずとも、初動で政府は伝えているはずですがね。

>自民党が昨年の総選挙で堀江貴文社長を支援したことをとらえ、「首相は、道義的な責任を免れることはできない。国民に謝罪すべきだ」

国民への謝罪?

「胡散臭いホリエモンを支持したことは、私の不明によるものである。私はその不明を深く恥じ入ると共に国民の皆さんを惑わせてしまったことを心より詫びるものである」

って感じ?ま、確かにホリエモンの出馬は日頃選挙に関心ない人達を喚起したでしょうし、自民の勝利にも幾ばくか貢献したかもしれません。或いは、それを良しとしない人は他党に投票したか、投票を棄権したかもしれません。

でも犯罪を犯す前の人間(今となっては犯していたのですが)を支持したことを持って批判するというのはどうでしょうか?

法の不遡及というのとは異なりますが、私は何となくそれに近い感覚を持っています。現時点で犯罪者になった人間を、犯罪者になる前に支持した、ことで同義的であれなんであれ、責任など生じないと思いますが。

ここは、逆に首相は我が不明を・・・・。なんて謝った上で、シャブ漬けの元民主党議員や、弁護士のくせに弁護士法に違反した元民主党議員のことでも持ち出してみてはどうでしょうか。

こちらは謝るどころか、出処進退に関わる問題だと思いますが、民主党ではだれもその責任を取っていませんよね。

自民党も加藤鉱一とか、山タフとか、古賀マコとか、変なのはたくさんいますから、どうにかしたいのですが、それ以上に民主党はどうにかなって欲しいですね。
政権奪取なんて適いそうもない夢に税金と共に国家と自分達の人生を奉げるなんて、ありえません。


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 2

abusan

お久しぶりですm(__)m

民主党、その他野党は小泉政権を追いつめられないだろう
とは予測してましたが、やはりでしたな┐(´ー`)┌
タメにする批判だけで支持を得られる程、有権者は甘く無い
って事です。案の定、gori氏に「ホリエモンを最初に擁立
しようとしたのはどこの政党だ?」と突っ込まれてます。
全く、ブンヤ(新聞屋)と同じ事やるなよって事です。
by abusan (2006-01-25 11:49) 

てる

お久しぶりです。
民主党の前原さん、旧社会党の残党をどうにかするのが先なのでは?
前原氏が代表になってかなりの時期が経過していますが、成果はないようですし。
人の振り見て我が振り直せ、ですね。与党を攻める前に、利権ズブズブの自分達をどうにかするべきです。その上での批判なら国民も聞く耳持つのにー。

この寒さ、東京出身の私でもビックリです。今年は特別寒いですからお体ご自愛ください。
by てる (2006-01-26 13:52) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ザ・バブリーズ巧妙な筋? ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。