「する」と「した」の間にあるもの [2005年5月]
タイムラグ改め「する」と「した」の間にあるもの
追記：アップしたあとに何ですが、タイトルを変更しました。
些細なことなのですが、ネットで新聞各社の記事を見比べるときに気になることがあります。
それは、同じ記事が配信される時間です。もちろん、その中身も各社の立ち位置で異なっていて興味があるのですが、それを報じる時間のズレに何かありそうで穿ってしまいます。ここでは産経新聞に過激な性教育として報じられ問題となった七生養護学校の性教育をめぐる訴訟のニュースを見てみたいと思います。（5/13、ＡＭ2:00の時点で、産経は掲載していません。当事者だからかな。）
まずは、毎日新聞から。
MSN-Mainichi INTERACTIVE 今日の話題
性教育：「介入不当」と都教委などを提訴 養護学校教諭ら
東京都立七生養護学校（日野市）の性教育を不適切とした都教育委員会が学校に立ち入って教材を没収し教諭を注意指導したのは不当として、同校教諭ら２７人が１２日、計約２７００万円の損害賠償と教材返還などを求めて東京地裁に提訴した。
訴えられたのは都と都教委のほか、土屋敬之（民主）、田代博嗣（自民）、古賀俊昭（同）の３都議と、同校を巡り「過激性教育」と報じた産経新聞社。訴えによると、同校では男女の体の違いを教えるため、性器の付いた人形を使うなど独自の性教育を行っていたが、０３年７月の都議会質疑で土屋都議が非難したのを発端に、都教委や都議３人が同校を立ち入り調査。都教委は教材を提出させ、「学習指導要領に沿っておらず不適切」と教諭１３人を厳重注意とした。
原告らは「子供の学習権や教師の教育の自由を侵害した」などと主張している。【井崎憲】
▽都教委の話 訴状が届いていないのでコメントできない。
▽古賀都議の話 ３人を代表して答えるが、学習指導要領に基づかない性教育への都教委の指導は当然。教育現場の正常化のため議員として当然の活動をしたまでで、提訴は心外だ。
▽産経新聞社広報部の話 事実に即して報道したもので問題があるとは考えていない。提訴はきわめて遺憾で、今後も不適切な教育の是正に向け報道を続ける。
毎日新聞 2005年5月12日 20時13分
次は、読売新聞から引用してみます。
YOMIURI ON-LINE / 社会
没収された性教育教材の返還求め、教諭ら２７人が提訴
東京都立七生（ななお）養護学校（日野市）の教諭ら２７人が１２日、「都議らの視察で性教育の教材を没収され、教育の自由を侵害された」として、都や都教育委員会、都議３人と視察を報じた産経新聞社を相手取り、計２６７３万円の損害賠償と都に保管されている教材の返還などを求める訴訟を東京地裁に起こした。
2005/5/12/23:19 読売新聞
訴状によると、同校では知的障害のある小中高校生に対し、性器の付いた人形を使って性教育をしていたが、２００３年７月４日、都教委と都議らが同校を視察した際、調査目的として、人形などを没収された。産経新聞は同月５日付朝刊で「過激性教育 都議ら視察 『あまりに非常識』口々に非難」などと報じた。原告側は「教育現場への不当な介入にあたり、報道も同校の性教育に誤った印象を与え、教諭らの名誉を傷付けた」と主張している。東京都教育委員会は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
最後に朝日新聞の当該記事をみてみましょう。
asahi.com： 元養護学校長ら都教委提訴へ 「性教育行き過ぎ」処分で - 社会
「行き過ぎた性教育が行われている」との東京都議会での質疑をきっかけに、都教育委員会から降格処分や厳重注意を受けた都立七生養護学校（日野市）の校長や教師らが都と都教委、都議３人、問題を報道した産経新聞社を相手に「必要な教育ができなくなった」として総額約２６７０万円の損害賠償を求める訴訟を１２日に東京地裁に起こす。元校長らは「一連の出来事は教育への不当介入だ」としている。
代理人らによると、都議会での質疑後の０３年７月、都教委と都議３人が同校を視察し、人形などの教材を没収した。産経新聞記者も同行し、「過激性教育」として報じた。視察後、校長が降格、教師１３人も「不適切な性教育」を理由に厳重注意を受けた。同校では「こころとからだの学習」という、知的障害のある児童・生徒向けの性教育に力を入れ、障害児にも分かりやすいように内容や教材を工夫していたという。
2005年05月10日16時44分
記事が配信された時間をまとめてみましょう。
毎日新聞：2005/05/12 20：13
読売新聞：2005/05/12 23：19
朝日新聞：2005/05/10 16：44
↑の記事を読まれればお分かりのように、毎日、読売の２紙は、原告が東京地裁に提訴したあとに記事にしているのに対して、朝日新聞は記事にもあるとおり、
「訴訟を、12日に東京地裁に起こす」
と、提訴される前に記事にしています。このエントリを書いている時点（5/13、AM2：00）において、朝日新聞は提訴後の記事はアップしていません。
これは、とんでもないことではないでしょうか？
恐らく、朝日新聞は原告団に繋がりの深～い人がいるのでしょうが（笑）、提訴される予定の段階で（それが確からしくても）記事にするというのは、どうでしょうか。
提訴前に記事にすることで、
世の中の注意を喚起する狙いがあったとすれば、
耳目を集めようとする狙いがあったとすれば、
それは誘導であり、公正・公平な報道の使命を逸脱していると言えないでしょうか？
それとも、朝日は訴訟を予定しているというだけで、この件以外でも遍く記事にしているのでしょうか？
「提訴する」という内容で、結果的に「提訴した」のですから時間の問題かもしれませんが、私には、これが「勇み足」以上に含意があったとしか考えられません。
内容に関してまとめてみると、その朝日の含意が透けて見えてきます。
＜訴訟内容＞
毎日：計約２７００万円の損害賠償と教材返還
読売：計２６７３万円の損害賠償と都に保管されている教材の返還
朝日：総額約２６７０万円の損害賠償
実際の訴状には、賠償金請求の他に没収された教材の返還も盛り込まれています。しかし、朝日は提訴前の記事のためか、その記載はありません。国民の知る権利について、どこよりも早く報じたはいいが、内容に欠落があることを朝日はどう思うのでしょうか。
因みに賠償金についてですが、読売のみが正確であろう数字を挙げていますが、毎日は十万円の単位を、朝日は1万円の単位をそれぞれ切り上げて数字を丸めています。他意はないかもしれませんが、報道の「正確さ」と言う点で2社の記事はどうなのでしょうか？金銭的にルーズなのかな？
客観報道という言葉があります。今回は特に裁判がテーマの記事ですから、原告と被告の見解を併記することが少なくともそれに相当するかと思います。
そういう視点で見た場合、
＜原告の主張＞
毎日新聞
＞都教育委員会が学校に立ち入って教材を没収し教諭を注意指導したのは不当
＞子供の学習権や教師の教育の自由を侵害した
読売新聞
＞都議らの視察で性教育の教材を没収され、教育の自由を侵害された
＞教育現場への不当な介入にあたり、報道も同校の性教育に誤った印象を与え、教諭らの名誉を傷付けた
朝日新聞
＞一連の出来事は教育への不当介入だ
＜被告の主張＞
毎日新聞
＞都教委
訴状が届いていないのでコメントできない。
＞古賀都議
学習指導要領に基づかない性教育への都教委の指導は当然。教育現場の正常化のため議員として当然の活動をしたまでで、提訴は心外だ。
＞産経新聞
事実に即して報道したもので問題があるとは考えていない。提訴はきわめて遺憾で、今後も不適切な教育の是正に向け報道を続ける。
読売新聞
＞東京都教育委員会
「訴状が届いていないのでコメントできない」
朝日新聞
該当する文章なし。
毎日新聞のみが、原告・被告のコメントを併記しており、読者は記事から対立の問題点について考えることができるようになっています。読売は都教委のコメントだけで他者への聞き取りを載せていないため、原告が学習指導要領を逸脱した内容で性教育を行っていることを読み取ることはできません（記事内に学習指導要領の記述なし）。
朝日は、ある特定の人達へ向けた紙面作りに精魂を傾けているようで、被告側のコメント（勿論、提訴前に記事にしているのですから当然ですが）は一切ありません。その代りに、
＞同校では「こころとからだの学習」という、知的障害のある児童・生徒向けの性教育に力を入れ、障害児にも分かりやすいように内容や教材を工夫していたという。
出た！平仮名教。「こころとからだの学習」ですか。これだけで、この教員達の素性がわかってしまいそうですね（笑）。
「障害児にもわかりやすいように内容や教材を工夫していたという。」
これは「行き過ぎた」性教育が争点となっている問題で、一方の当事者の言い分のみを紹介していませんかね。この記事しか読まない人は、都教委を「悪」だと思わないでしょうか？読者の中には、この記事の冒頭の「行き過ぎた」をこの記事の中から読み取ることができるでしょうか？
少なくとも毎日や読売を読んだ人は、是非は別としてもその「行き過ぎ」の部分をそれぞれの記事から、それを読み取れるようになっています。なぜなら、
＞性器の付いた人形を使うなど独自の性教育（毎日）
＞性器の付いた人形を使って性教育をしていた（読売）
と書かれていますから。
朝日がどこを向いて、だれのために記事を書いたのかは、↑の表現と比較すれば分かります。この2紙の表現に相当する記述は以下のものだけです。
＞人形などの教材
この出来事の詳細を知らずに、今回の朝日の記事を見た人は単なる「人形」を使った性教育に「行き過ぎ」を見出すことはできたでしょうか？
これではっきりしました。
どうして朝日が提訴前に記事にしたのかが。
朝日はもとより原告擁護の提灯記事を書きたくて、被告のコメントを取らないでいい提訴前のタイミングを狙ったのでしょう。
しかも、原告が不利になるような事実を隠蔽することで、その効果は増します。
いやぁ、朝日の真髄ここに見たりという感じです。
国民の知る権利を楯に権力を誇示しながら、その知る権利を損ねているというのは、自分達の都合しか考えず、自分達と異なる意見を排外する「サヨク」の思考と同期していると言えますね。
おまけ
この七生養護学校における教員の処分については、都議関係者が作成しているHPに興味ある内容が書かれていますのでご紹介いたします。
「足立16中 人権侵害事件の真相を語るホームページ」
Ｑ：赤旗なんかでは、過激性教育をしたから処分されたなんて書いてあるね。
Ａ：じゃあ、内訳を言おうか。
平成15年9月11日付け処分
・ 平成11年、13年、14年度における虚位（嘘）の学級編成の報告
・ 平成10年度から14年度における不正な調整休
・ 平成14年度における不正な研修の承認等による処分
・ 平成13年、14年度における勤務時間内の校内飲酒
・ 平成14年度における職場離脱
・ 平成13年、14年度のおける学習指導要領を踏まえない不適切な性教育指導。
何のことはない。嘘の学級編成をしていたり、休暇をいい加減に取っていたり、勤務時間中に飲酒するなんてとんでもないことじゃない。
それをごまかすために、「私たちは性教育をして処分されました」なんて言っている。
だそうです。これが本当のことなら、原告の度胸は恐るべきものがありますね。
日野かぁ・・・。左巻きの方の強い土地ですね。
しかし、こういう教育がまかり通るというのは、すこしパパ・ラッツィに「ゴルァ！」と言っていただきたいものだ。
作る会の教科書の記述を不適切呼ばわり出来ないですね。
by あんとに庵 (2005-05-13 13:48)
あんとに庵さん、いらっしゃいませ！
コメントどうもありがとうございます。
日野ってそういう土地柄なんですか。
日教組系の先生達の活動も年々頽廃しているようですが、まだ頑迷にイデオロギーを優先する先生達もいるのでしょうね。左右はバランスさえとれれば、活発で健全な議論もできるのでしょうが、こういう人達とは、議論にならなさそうです。
＞パパ・ラッツィに「ゴルァ！」と言っていただきたいものだ。
ああ、あの強持てできつくお灸を据えてもらいたいですね。
＞作る会の教科書の記述を不適切呼ばわり出来ないですね。
朝日らは、誰かを批判するときに詳細な検討をすることなく、「感覚」だけで批判しますからね。購読数が激減し、広告のメリットが大きくさがらない限りあの姿勢は変らないかもしれませんね。
by FD3S (2005-05-13 21:49)
ごぶさたです。いや～、FD3Sさんの教育系記事の比較分析は、いつもタメになります。（私には絶対できない芸当ですので）
きのう、教科書の英語訳を公開した「つくる会」の記者会見映像を見ました。イギリスの記者が「つくる会の教科書が採用されないのは、教職員組合のマルクス主義者の『陰謀説』を唱えておられますが、そこをどうお考えですか」と質問したのは面白かった。
『陰謀説(conspiracy)』というコトバを使って、「あんたら、トンデモナイ人たち」のレッテルを貼っているかのようでしたが、八木さんは「信じられないかもしれませんが、日本には日教組と全教組の２つの大きな組合があり、マルクス・レーニン主義を信奉しております・・・・」とはっきり、外国記者に説明しておりました。ＧＪでした。
by Hiro-san (2005-05-13 22:42)
こんばんわ。
昨今の性教育について詳しくは無いのですが、以前にちらっとテレビなどで放送した際に「やりすぎだろう」という思いで
>子供の学習権や教師の教育の自由を侵害した
などのレベルではありませんでした。
おもわずジェンダーフリーなる言葉を調べ、あまりのいかれ具合に決定打になって知事選の候補選択(現職が信奉者)にも繋がりました。
応援していた候補、負けちゃいましたけどね orz・・・
>障害児にも分かりやすいように内容や教材を工夫していたという。
微妙に差別発言と感じる私が差別主義者なのでしょうか？
>数日前の少女監禁事件でも
読売、他：「おれは統合失調症だ。覚えていない」
朝日：「意味が理解できない。覚えていない」
朝日だけがこう記述していました。（おまいの方が理解できない）
辛坊氏が「正確に伝えないといけない」ニュアンスのコメントを寄せていたのに笑いました。
>人質女性主人公の「バッシング」カンヌで拍手
この映画の内容が非常に気になります。
>すんごいサイト見つけてしまいました。アサピーへの愛を感じます。orz
http://asapy.asahicom.com/ （リンクフリーなんで安心）
by てっちん (2005-05-14 00:10)
Hiro-sanさん、こんばんは、いらっしゃいませ！
コメントどうもありがとうございます。
＞ごぶさたです。
こちらこそ、ご無沙汰しております。最近、ネットの世界でも出無精で・・・。
＞いや～、FD3Sさんの教育系記事の比較分析は、いつもタメになります。
う～ん、そうやって、その気にさせるぅって冗談です。いや、まとまりがないのですが、教育関係には監視対象に人達がたくさん潜んでいますので必然的にチクチク弄ってしまいます。
＞イギリスの記者が「つくる会の教科書が採用されないのは、教職員組合のマルクス主義者の『陰謀説』を唱えておられますが、そこをどうお考えですか」と質問したのは面白かった。
西村さんの所からあちこち行って確認しました。こういう事がオープンになるのは有意義なことですね。もっとやれーって感じです。
＞八木さんは「信じられないかもしれませんが、日本には日教組と全教組の２つの大きな組合があり、マルクス・レーニン主義を信奉しております・・・・」とはっきり、外国記者に説明しておりました。ＧＪでした。
最初の民潭の記者をあっさり退けた藤岡さんもGJでしたが、相手が相手だけにお約束みたいな感じでしたね。そこにいる他国のメディアも失笑していたようですしね。
八木先生の発言は、教育問題の範疇を超えている日本の病理について触れたもので、過去に例を見ないかもしれません。一昔前なら、「グンコクシュギシャ」って国内から非難されたでしょうね。そういうことに対して喝采を送る人が増えているだろうことは、大きな転換点を迎えているのかもしれません。
by FD3S (2005-05-14 00:57)
てっちんさん、こんばんは、いらっしゃいませ！
コメントどうもありがとうございました。
＞おもわずジェンダーフリーなる言葉を調べ、あまりのいかれ具合に決定打になって知事選の候補選択(現職が信奉者)にも繋がりました。
応援していた候補、負けちゃいましたけどね orz・・・
どうもとvsモリケンのことでしょうか？ジェンフリに関しては千葉は要チェックポイントです。
＞＞障害児にも分かりやすいように内容や教材を工夫していたという。
＞微妙に差別発言と感じる私が差別主義者なのでしょうか？
朝日はじめ、宇宙市民で障害者を看板にしている連中は、明らかに差別感情を持っていると思いますよ。だって、可哀想なんだから法律曲げろって平気で言うんですからね。
＞少女監禁事件でも
読売、他：「おれは統合失調症だ。覚えていない」
朝日：「意味が理解できない。覚えていない」
朝日だけがこう記述していました。（おまいの方が理解できない）
辛坊氏が「正確に伝えないといけない」ニュアンスのコメントを寄せていたのに笑いました。
そうでしたか。
朝日にとっては、加害者に優しく被害者に厳しい「人権派」弁護士と「犯罪者」は上客ですからね。それにしても、この小林秦剛容疑者（名前が中国のチンカン報道官と一緒w）の元弁護士が彼の性格などを批判してましたね。弁護士って守秘義務があるんじゃなかったっけ？って思いました。
＞人質女性主人公の「バッシング」カンヌで拍手
＞この映画の内容が非常に気になります。
サンバ化（←わざとです）の一人ですよね。きっと完璧なフィクションになっていると思いますよ。アクション映画だったりして（笑）。
>すんごいサイト見つけてしまいました。アサピーへの愛を感じます。
そこにある「ゆんゆん投稿」はお気に入りです。朝日や毎日などは時々読者に語らせますからね。必見です。
因みに、ご存知かもしれませんが、七生擁護はじめ、問題の性教育に関しては↓のHPが詳しいです。
http://popup12.tok2.com/home2 /education/data/index1.htm
by FD3S (2005-05-14 01:10)
こんばんは。
とうとうソネブロに見切りをつけました。Nice機能のために放置しますが。（笑）
ちなみに新しいアドレスは、http://caferoom.milkcafe.to/blog/ です。
ホントにＦＤ３Ｓさんの記事は勉強になります。
ここの所MovableTypeと格闘していてニュースなどを見ていませんでしたが、またイタイ事になってますね。
サヨクな方々は「教員と親が一緒に考えた教育方法」と言ってますがどうですかね。本当に親が性器付人形を望んだんですかね。
工夫した教材が性器付人形って・・・オマイラの性的欲求を満たすために子供をダシにしてんじゃねーＹＯ！と思ってしまった。男の人がアレの最中に言葉攻めってのと一緒なんじゃ・・・・？（下品ですね(^^;;）
差別について言えば、本当に差別をしない人は「擁護」するんではなく、「対等」に接してくれます。
差別差別って大騒ぎする人の方がよっぽど差別してますって。庇う事で相手をバカにしてるんだってことに気づけよ、ヴォケてな感じですね。
>当事者だからかな
原稿を練りに練ってるのかもしれませんね。アフォ向けに書くのも大変そうですし。（笑）
by てる (2005-05-14 20:01)
てるさん、こんばんは、いらっしゃいませ！
コメントどうもありがとうございました。
早速引越し先にマーキングしてきました（犬みたいですが・・）。
障害を持つ子は性犯罪の被害者になっていることもかなりあり（教員や施設の人間の仕業の場合もありますが）、相応の知識を持たせることは重要であろうと思います。だから、こういう問題は、もっと世間一般の問題として開かれた議論が必要だと思います。勿論、障害を持つ子供だけでなく、就学児童全般に言えることですが。
ところが、現状では学校といういわば密室の中で恣意的に行われてもチェックができないので（学習指導要領があっても、それを履行しないものもあるため）、状況を把握できないという問題があります。
今まで、学校に任せきりだったという反省も込めて、もっと一般的な問題として考えねばならないのではないかなと思います。
これ以上、子供を偏狭なイデオロギストの犠牲にしないためにも、社会全体の問題として関心を持つべきではないでしょうか。
差別にしても、イデオロギストは結果として、障害者を矢面に立てて、世論を自分達に都合のいいように誘導しようとしているだけで、実際はだれよりも差別しているのだろうと思います（韓国のでも、デモの時には障害者を先頭に立てているらしいですね）。
by FD3S (2005-05-14 23:43)